素材の味がダイレクトに伝わる
フランスの毎晩の食卓には、誕生日などの特別な日を除いて、生菓子はそうそう出てきません。 出てくるのは、ママン
の手作りタルトやフルーツを入れた焼菓子。
「毎日食べても飽きない」「何度食べてもまた食べたくなる」のが、焼菓子の魅力。
この魅力をもっとたくさんのひとたちに知っていただくため、 私たちはフランスの地方菓子を中心に、様々な焼菓子
を作っています。
焼菓子は、その素材の味がダイレクトに伝わるお菓子です。
バター・たまご・牛乳・粉類、焼菓子の材料は多くても4、5種類。一つでも素材のレベルを落とせばその分味のレベル
も下がります。 その焼菓子に合ったこだわりの素材から生まれる味や食感に、 「クッキーってこんなにおいしかった
のね」と 声をかけてくださるお客様も少なくありません。
このようなお客様の感動に触れることが、私たちの何よりの喜びです。
クラックランのスペシャリテと言えば焼きたてのフィナンシェ。 まわりがカリッとしていながら、中はしっとり…。
この食感の違いに驚くお客様も大勢いらっしゃいます。
お菓子を楽しむ要素に季節もあります。代表格は『ガレットデロワ』。新年を祝うフランスのお菓子です。
開店当時からコツコツと作り広めてきた甲斐もあり今ではクリスマスケーキを食べたら
クラックランのガレットデロワ!と思っていただけるお客様が本当に増えました。
お正月から大量のガレットデロワを仕込むのは本当に大変ですが、お客様の楽しみにしているという気持ちが
伝わる季節のお菓子をこれからも作り続けていきます